セミリタイア実現において重要なのは、「金融資産」よりも「心の整理」です。
私にとってセミリタイアは、「定年退職」と同じで、仕事一色の人生に区切りを付け、「新しい人生を歩み始めるための第一歩🐾」と整理しています。
しかし、仕事に限らず、これまで、自分の中で大きな位置を占めていたものを手放す際には、気持ちの整理が必要
それが長年の仕事でも、自分の命でも、「見切りをつける」という点においては共通で、こちらの記事では、安楽死とセミリタイアという観点から、考察してみました。

また、「死ぬときに後悔しないように」との思いから、セミリタイアを考える方も多いでしょう。
長期株式投資さんの本でも触れられていましたが、この分野では、こちらの大津秀一先生の本が有名です。
とても分かりやすく、身につまされる内容だったので、「死ぬときに後悔すること」や「後悔しないための準備」について、もっと知りたいと思いました。
今回は、著名精神科医である和田秀樹先生の書かれたこちらの本のご紹介です。
ハッキリ言って、セミリタイア志望者は必読の良書でした🌟📚
最初に、結論です。
- 本書は、老年期の一人暮らしに焦点を当てたもの
- 「一人は自由であり、老年期こそ、自由に生きてよいのだ」という力強いメッセージ
- お金、食事、性・恋愛、健康といった、誰もが悩む不安要素に対して、明快な答えが得られる
- 老年期に限らず、セミリタイアを志す人にとっても、極めて有益
- 本書のポイントを4~50代から意識しておけば、後悔する可能性を大きく減らせる
- 不安はあるが、それとどう付き合うか?が書かれている
- 死ぬ間際に「自分の人生は幸せだった。十分に楽しんだ」と思えるように生きるための本
以下、読んで得た気付きや感想を中心にまとめます。
誰かに支配されることは、人間にとって最大のストレス
人間だれしも、死を意識したとき、「もっと、やりたい放題しなければ!」って思いますよね。
まして、セミリタイアを考えて、我慢や節制をしてきた人なら、なおのこと。
「もっとやりたい放題しないと、人生の帳尻が合わん!」
「もっと早くから、やりたい放題しておけばよかった!!」
そう思うはずです。
これは、きわめて起きる確率の高い事象なので、自分にも当然に訪れることとして、備えておく必要があります。
ストレスは、老化を早める
当たり前ですが、ストレスを溜め込むことは、老化を早めます。
だから我慢は厳禁!
これは、本書の全編通して書かれていますね。
①自分の受け止め方、②相手との関係性、③その時の余裕などに依りますが、常に「誰かと一緒」というのは、ストレスにはなります💦
例えば、食事のタイミングやメニューなども、相手が居たら、ある程度は合わせる必要が出てきます。
でも、一人なら、「無性にチャーハン食べたい!」って時に、イタリアンを食べるハメにはなりません🍝
一人は、最大のチャンス!
そんな中、一人暮らしなら、全部、自分で決められます。
つまり、人生のすべてを自分仕様にカスタマイズできるということ。
これって、ものすごく贅沢ですよね🌟
一人は圧倒的にチャンス!なのです。
もちろん、パートナーや家族がいたら、その良さもあると思いますが、「居なきゃ不幸」ではありません。
それぞれにメリ・デメがあります。
私は、昔から「誰かに合わせて過ごすのは、無駄が多い」と思うことが多かったので、一人の方が断然有意義と感じますが、病気などの時は、一人ってツラいとも思います💦
死ぬのは怖くない
多くの人はそうだと思うんですが、死ぬのってメチャ怖いですよね💦
特に、独身の場合、「誰にも看取られず、一人で寂しく死んでいく…」みたいな状況を想像すると、寂しいとかみじめとか、怖い以外の感情もワンサカ湧いてきます(´;ω;`)
ただ、正直なところ、「死ぬのが怖い」というよりも、「死ぬまでに、痛い思いやツラい思いをするのがイヤ」、「死ぬとき、どんな状況なのか分からないのが怖い」という方が大きいです。
これに対し、著者は、明快にこう言います。
死ぬのはこわくない。
痛いとかツラいとかも、そう長く続かない。
そうなんだ、良かった…
長年、老年医療に携わり、多くの患者を看取ってきた先生がおっしゃるのですから、信頼性バツグン!
どうも死ぬ直前は、眠っている時間が徐々に伸びて、「起きているんだか寝ているんだか分からない状態」になって逝くのだそう。
ウトウトしてるうちに、いつか「目が覚めなくなる」という感じでしょうか。
ということは、「いい夢を見る訓練」をしておくと、幸せな状態で逝けそうですねww
そして、「死ぬときは皆一人なのだから、全員、死ぬときは孤独死だ」し、「一人で好き勝手に生きてきたのであれば、最後の20分くらいは、受け入れようぜ」といったことが書かれています。
確かにー!!
自分らしく生きることの重要性
セミリタイアと同じで、死も孤独も、皆、いずれ経験します。
それを思い煩うよりも、生きているうちに、自由を堪能しましょう!
自由には、「好きに生きる自由」「煩わしい人間関係からの自由」「ありのままの自分でいる自由」…と色々ありますが、そうした自由を追求することが、健康で、納得の行く人生への近道です。
当然、働く自由もあります。
ただ、会社員勤めは、私生活への制約が大きすぎるので、健康で納得のいく人生を送りたいなら、辞めるが正解🌟
個人事業なら、もっと私生活とのバランスを取りやすくなるはず。
やはりセミリタイアは、納得の行く人生を送る上で、非常に理にかなった選択と言えそうです。
リバランスの重要性
私の場合、セミリタイアは、「人生のリバランス」という側面も大きいです。
アラフォーになるまで、ずっと仕事中心で生活してきましたから、今後は、もっと自分の人生を楽しむ時間を増やしたい…⏰
会社勤めをしていると、どうしても私生活は後回しになり、「遊びたい」「休みたい」「別のことがしたい」という気持ちを押さえつけてきました。
でも、このまま老年期を迎えたら、絶対後悔します💦
これまで仕事以外の部分はブレーキを掛けてきたので、残る人生は、仕事を最大限に抑えて、プライベートの部分に心血を注ぎたい!


最終的には、資産との相談になるため、「仕事はあと2年」と決めて、徐々に、自分の「好き」を優先する生き方へ、シフトしていこうと思っています。
はじめは、好き勝手にすることがぎこちないかもしれませんが、とにかく気持ちの赴くまま、手あたり次第にやっていこうと思っています。
車であちこち行ってみて、経験を増やす/好きなものを食べて、好きに過ごす/ブログとかやりたいことを優先…セミリタイア後の生活を、とにかく楽しいことで一杯にしたいですね🌟
それを続けていった先に、「後悔のない最期」が待っている気がします。
自己中のススメ
誤解を恐れず言うと、私たちは、もっと自己中に生きていいと思ってます。
我慢、気遣い、大人のふるまい…これらは大事ですが、それに縛られてしまっては、本末転倒です💦
基本的には、「いつも自分がご機嫌にいられるように」だけを考えていればOKで、相手の顔色、評価、資産額などを気にするのはナンセンス
他人を気にし過ぎると、「自分の機嫌も他人が取ってくれる」と勘違いして当たり散らしたりしますし、他人軸で生きると、いつまで経っても「安心感」は得られない気がします。
大切なのは、自分自身で完結していること
それができないと、常にブレブレになってしまうので、誰かと一緒にいるのは、難しい気がします。
結局、「自分一人で、充実して生きられる力」は、一人であろうとなかろうと、必須ということです。
おひとり様の多くはは、自分の意思で一人を選んでいる気がしますね。
よく言われるように、孤独ではなく孤高という方がしっくりきます。
仕事は、休日やセミリタイア後を輝かせるためにある。
残り時間だけを考えれば、さっさと辞めるのが正解!
また、気持ち的にも、「はよ辞めたい」というのが、正直なところ…
ですが、資産、やり甲斐、セミリタイア後の収入の当て(「セミ」部分)など、色々備えていかなければならない部分も多く、セミリタイアに踏み切るタイミングは、なかなか難しいものです💦
そこで、以前、少しでも、仕事がある現状を前向きに捉えるため、色々と考え方を工夫しています。


- 1日働いたら、NTTを100株購入でき、年間配当金が450円UPする
- 張り切らない。1日居たら、それだけで勝ち
- セミリタイア後の楽しい生活を思い浮かべる
この「セミリタイア後の楽しい生活を思い浮かべる」というのを、もっと具体的にやってみるのが良さそうです。
やらずに死ぬのは、もったいなすぎる
勉強も好き、温泉も好き、きれいな景色を見るのも好き、美味しい者食べるのも好き…
こんなに好きがあるというのは、とても幸せなことですね。
それらを、やらないで我慢しているのはもったいないです!
かつて好きだったことを勉強し直すのも楽しそう📝
料理をもっと極めてみたい🍳
筋トレをして、体を仕上げるのもいい✊
名水ブログをまとめてみよう💧
こういうことを考えていると、ワクワクします🌟
そして、「時間は有限」を意識すると、もっと1日を有意義に過ごしたいなと、強く思いますね。
お金も時間も、自分の心が豊かになることに使う
「FIRE後は、ストレスを発散する必要がないので、無駄な出費が減る」というのは、多くの達成者さんがおっしゃっていますね。
私の場合、「散財してストレス発散」というのは、ほぼありませんが、週末は、体力回復のため、アクティブな活動を制限しています💦
今後は、こういった「マイナスをゼロに戻す」ことだけでなく、「プラスを増やす」ことに、時間やお金を使っていきたいですね。
「いのちだいじに」から「いろいろやろうぜ」に切り替えるイメージ🌟


こちらの記事に書いたように、セミリタイア後も自信を持って生きるには、何か「核」となるスキルが必要と思っています。


ただ、自分の好きなことをして、毎日が充実していれば、どんどん自分を好きになっていく気がします。
そうなれば、別に、社会に認められる必要もないし、他人と比較して引け目を感じることもなくなるため、必死になって、見せかけのスキルを求める必要も無くなっていきそう。
そして、そうやって自分の好きなことを続けていた方が、かえって、個性が輝き、自信につながる気がします🌟
恋愛や異性関係について
本書では、恋愛や性についても、非常にポジティブに捉えているのが新鮮でした。
おひとり様であっても、誰かと一緒に居たい時もあるし、年を取ったからといって、そうした気持ちにフタをする必要はありません。
著者によると、老化は、体力よりも感情の衰えが先に来る一方で、脳は「楽しいこと」で活性化するそう。
そんな中、「誰かを好きになる」は、最大限に感情が動く時!
つまり、恋愛や推し活は、若さを保つ秘訣なんですね。
「無理やり興味を持て!」とは言いませんが、興味が続く限り、「遠慮なく、誰かを好きになっていい」というのは、とても新鮮でした🌟
以前、欲に関する記事を書きましたが、もっともっと欲に忠実であっていい!という気がします。


まとめ
本書は、60代以降向けに書かれたものですが、セミリタイア志望者にも共通するヒントがたくさん!
「年を取ったら自由に生きる」という帯が付いていますが、年を取る前から、こうした点に向き合えたら、より幸福度がUPするのは間違いありません。
「死ぬまで一人」かは分かりませんが、「死ぬとき一人」は間違いないので、そこに照準を合わせて、少しずつ準備をしていきたい。
そして、その過程も最大限に楽しむ。
それが、セミリタイア後の在り方として良さそうです。

