コロナ感染の体験記、第二弾です。
今回は、隔離療養先のホテルへの入所後から、退所して現在に至るまでをまとめました。
発症から隔離に至るまでは、こちらをご覧ください↓
5日目(ホテル2日目)
熱は36度台でしたが、喉の痛みは相変わらず。
倦怠感も強く、朝食を食べて、再び横になります。
朝食時にもらったゼリー飲料が、本当に沁みました。
飲みやすくて美味しい。水よりも、喉にやさしい。
そういえば、少し味と匂いが感じにくいかも。
「昨日、苦手なトマト🍅を食べられたのも、そのおかげか?」と心配になりました。
昼まで寝て、昼食をいただき、再び眠くなってウトウト…😪
日中、眠れるのは、本当に助かります。
目覚めた後は、持参したタブレットで鬼滅の刃を読み、心を燃やす時間…
気がまぎらわせられることって、大事…
途中、引越業者から「日程確保OK」との電話が。
これで家と引越し日が決まりましたので、あとは、各種手続きを一気に進めるだけ。
一安心です。
やはり体力的には相当落ちているようで、入浴すると、一気に疲れが来ます。
少しストレッチをして、午後8時30分頃には就寝。
夜中に一度起きましたが、昨晩ほど喉の痛みはなく、トローチと水を飲んで、朝まで眠れました。
発症後、解熱剤を使わずに済んだ夜は、初めてでした。
やはり、誰かに見守ってもらえているという安心感は大きいですね。
食事目当てでしたが、ホテル療養をお願いして正解でした。
6日目(ホテル3日目)
喉の痛みはまだ続くものの、以前よりも身体に力が入る感じ。
熱は36度台で安定してきました。
コロコロで部屋を掃除したり、日用品を整理したりする余裕も。
ただ、少し動くとすぐに疲れてしまうため、寝たり起きたりは変わりません。
隔離先のビジネスホテルは、ベッド、机、手洗いという必要3点が密集しているのがありがたいですね。
自宅だと、暖房が聞いていない部分に行くのに勇気が必要でした。
朝食、睡眠、昼食、睡眠、片付け/読書、夕食、ブログと、何とも味気ない一日…
普段、いかに動き回っているかを実感します。
仕事は、極力減らしたいですが、こんな風に、制限のある生活もまた、大変です💦
セミリタイア/FIREは、やはり、単に仕事を辞めることではないと痛感しました。
7日目(ホテル4日目)
朝食配布の館内放送で起床。
昨日、あれだけ寝たのに、まだ眠いとは…
体内では、まだウィルスと戦ってる最中なんですね。
熱は36度台で変わらずも、本日は、やや体調はイマイチ。
部屋の片付けと衣類の洗濯だけして、横になります。
朝晩2回のメディカルチェックが入るのですが、時間が決まっておらず、せっかく眠りかけた時に連絡が来るのが、地味にキツイです💦
看護師さんは、担当制だと思っていたのですが、朝晩二交代制のようで、同じ方に二度当たることは、ありませんでした。
多くの方は、親身に心配してくれて、優しいです。
特に、明るく話しかけてくださる方は、ありがたかったですね。
「朗らかに人と会話する」というのが、これほど貴重に感じるとは…
普段、当たり前と思っていたことが、実は当たり前ではなかったと痛感。
今日は、少し建設的なことがしたくなり、持参したリベ大の本を読みました。
絵が多く、読みやすくていいですね。
でも、社会保険は、何度読んでも頭に入らない…
5月頃には、2022年度版の参考書が出ると思うので、FP2級取得に向けて、勉強したいなと思いました。
スクワットと腹筋を少しして、午後9時には就寝
全く身体を動かさないと、眠れなそうだったのと、少しでも筋力の低下に歯止めを掛けたい気持ちです。
夜中に、咳で何度か目覚めるも、トローチを舐めればすぐに眠れました。ありがたい。
8日目(ホテル5日目)
咳、喉の痛み、倦怠感は、依然として残っている感じ。
あと2日で完全回復できるのだろうか、と心配になります。
検索したところ、「後遺症で、すぐに息が切れるようになった」という方もいるみたいですし、仕事を始めたら、そう簡単には横になれないので、心配です💦
座ってPCを打っているだけなら、良いのですが、人と喋ったりすることになると、負担は大きそう。
頼んだら部署を変えてもらえるのかな。
仕事が楽になったら、セミリタイアを少し遅らせてもよいかも( ´艸`)
…なんて気楽なことを考えられるようになってきたのは、よい兆候です。
ホテルに来てからは、youtubeで、かまいたちさんの動画を流しながら眠るのが習慣に。
リベ大も良いのですが、大抵の動画は見てしまいましたし、お金が絡むと、目が覚めてしまいます。
一方、中田敦彦さんの動画は、声とテンションが高すぎて、睡眠向きではありませんでしたね。
リベ大とは違った意味で、目が覚めます。
やはり声質は非常に大事ですね。
あっちゃんは、見ていると、こちらもテンションも上がってくるので、どちらかというと、出勤前などに見るのがよさそう。
いずれにせよ、熱や咳でしんどい時は、横になっているだけでも辛く、眠りに落ちるまでが大変です。
日中、身体を動かしていないので、疲労感がなく、かといって、起きて動き回れるほどの元気もなく…
「寝ていないと、治りが遅くなるのでは」との焦りもあって、ひたすら痛みから、気を逸らす手段を試しました。
普段、眠れないときように常備していた、メラトニン配合のサプリが、非常に有益でしたね。
解熱剤には、筋弛緩成分が含まれているらしく、多少は眠りやすくなるはずですが、隔離先で、睡眠薬を処方してもらうのは難しいため、自分にあった睡眠導入剤を持っていくとよいと思います。
9日目(ホテル6日目)
良くも悪くもない感じ。
このまま低空飛行が続かないか、やはり心配に。
もともと免疫力が低く、風邪などの治りが遅いので、仕方ないのですが…
夕方、療養事務の方から、明日退所の御連絡が。
理由は言われませんでしたが、体温が落ち着いている点を評価していただいたのでしょう。
体感的には、倦怠感と咳は残っており、全快には程遠い感じ。
明日退所って、大丈夫なんだろうか。
でも、堂々と表を歩けるなら、いいか…そんな気持ちでした。
家からは、ご飯のお供用にカレーなどを持参したのですが、結局、ほとんど食べず。
身体を動かしていないためか、あまりお腹が空かないので、おかず(少なくはないが、決して多くもない)+ご飯少量で十分でした。
ただ、隔離先の食事は、とにかくご飯の量が多いため、普段からよく食べる方は、持っていくとよいと思います。
初日は、オムライス+コロッケという充実した内容だったのですが、どうも、かなり良いメニューの日だったようで、他の日は、そこそこの内容でした^_^;
もちろん、贅沢を言える身分ではないですし、色々な年齢・味覚の方に合わせるのは難しいと思います。
でも、おかずが練り物ばかりの日(ちくわの天ぷら、カニの爪入り厚揚げのコンボ)は、さすがに辛かった…(;’∀’)
同じく隔離されていた若者は、弁当のおかずを見て、「今日はいらねー」などと言って、カップ麺を二つほど持ち帰っていました。
若いっていいですね。無茶ができて…(笑)
無茶の利かない中年は、「一日分の野菜」や青汁をせっせと摂取して、健康維持に努めました🥬
10日目(ホテル7日目=退所日)
いつもより早めに朝食を受け取り、室内の片付け・清掃
シーツ、枕カバー、バスマット、トイレットペーパー…私が使用した消耗品は、すべて捨てるようにとの指示。「もったいない」と思いつつ、それくらい、きちんと管理しなければならないのだと改めて感じました。
9時前に荷物をまとめてロビーまで行き、氏名等を確認して、あっさり退所。
本当は、お世話になった方一人一人に御礼を述べたかったのですが、そんな雰囲気ではありませんでした。
隔離解除とはいえ、基本的に接触したくないですよね。お忙しいでしょうし…
他に2-3名の方も、同日、退所だったようですが、皆、疲れ果てたのか、浮かない顔でした(余計なお世話)。
久しぶりの外の空気が新鮮。街の匂いが懐かしいです。
天気がよく、散歩したくなりますが、少し歩くと、すぐに身体が重く感じます。家まで、徒歩7分程度でしたが、それでも休み休みでした。
今後は、少しずつ散歩などをして、リハビリをしたいところ。
幸い空気のよい地域ですし、気候も良くなってきたので、楽しみながらしたいと思います。
同日昼には、保健所から「就業制限は解除されました。でも、場合によっては、また電話するので、しばらくは経過観察してください。」と電話が。
帰宅して、片付けなどをボチボチとこなします。
やはり自宅で食べるご飯はうまい…
夕方には、少し散歩もできました。自由に動けるって素晴らしいですね。自然の美しさが身に沁みました。
11日目(帰宅1日目)
体調は万全ではないものの、有給休暇が必要なため、早々に仕事復帰。
体力が落ちているのか、まだ治りきっていないのか、とにかく身体が重いです。
何度も息切れしながら、溜まりまくった残務処理をこなしました。
このまま、前のように働ける日が来るんだろうか…
同僚は、コロナ時の体感や隔離生活が気になるようで、色々な質問を受けました。
療養以外のことができるのは、久しぶりだったので、出勤前は、近年、稀に見るほどの意欲があったのですが、わずか1日で撃沈。
やはり仕事は二日に一日程度で充分でした。
今回の経験から、「セミリタイアできても、毎日、休日だと飽きる。一方で、連続して働くのも嫌」ということが、改めて分かり、週休3~4日制がベストと分かりました。
12日目以降~帰宅2週間頃まで
その後、体力は徐々に戻ってきましたが、咳が続いています。
特に一定期間喋ると、咳が止まらなくなってしまいます。
今のところ、味覚障害など、他の後遺症は出ていないため、軽症で済んだことには、大いに感謝しています。
一方で、はた目には元気に見えるため、不調を理解してもらうのが大変そう💦
保健所からの電話連絡は、全くありませんが、代わりに「就業制限の解除」という通知が来ました。
「これさえ来なければ、ずっと休めたのかなー」などと夢想…
職場では、咳込んでいる様子を見て、「仕事はゆっくりで大丈夫」と言ってもらえるのですが、私以外にできる人が居ないので、結局、やるしかないという状態…
公務員は、医師の診断書など客観的資料がないと、補助は得られませんので、上司に実情を伝え、少しでも理解を求めて行きたいと思います。できれば、このまま閑職に移され、窓際族へ直行できるといいのですが、しばらくは難しそう>_<
個人の印象ですが、発症時に、症状がひどく出た箇所は、治りが遅く、後遺症的なものが残っている感じ。
私の場合は、喉の痛みが酷かったので、そこが大きく傷ついたんでしょうね。
やはりワクチンを接種して、軽症で抑えるということは、非常に大切と感じました。
その後、生活は、徐々に元通りになり、ジム通いやオンライン英会話も始めました。
やはり健康でいることの有難みを実感します。
反面、日常が戻ってくると、それが当たり前と感じるのも早いですね。
今回、せっかく自由に身体が動くことの有難みを痛感できたので、極力、忘れないようにしたいと思います。
普通に生活していると、どうしても、「できなかったこと」や「不足していること」に目が向きがちですが、療養中と比べると、活動量は段違いですからね。
隔離中に比べると、「あれもできた」「これも頑張った」ということばかりです。
振り返ってみると、平日は、仕事をして、食事などの準備もし、ジムに行き、オンライン英会話をする…こう考えると、結構、自分は頑張ってるなと思う気持ちも出てきました。
向上心は大切ですが、「健康あってこそ」であることを、心に刻んでおきたいと思います。
また、今回は、部署移動前の大変な時期に感染してしまいましたが、それらを振り返る良い機会になりました。
年齢的にも厄年であり、体質などが変わってくる時期でもあったと思います。
これを天の采配と考えて、改めて仕事や人生との向き合い方を考えていきたいと思います。
改めて、持って行ってよかったもの
コンセントのマルチタップ:古いホテルの場合、利用しやすい場所のコンセントが1口しかないことがあります。
PCに電気ケトル、加湿器などを付けると、1口では足りないので、持っていくとよいです。延長コードだとベター🌟
ポテトチップス、ナッツ類:カロリーメイトなどの軽食はいただけますが、塩気のものは少ないです(療養先によるかも)。
生活にアクセントをつける意味でも、楽しみとなる嗜好品があるとよいです。
電気毛布:暖房は付きましたが、末端の冷えはどうしようもなく。寝付きにも影響するので、持参して正解でした。
まくら:変わると寝られない方は、特に。寝ている時間が長いため、とにかく疲れず、快適に横になれる環境を整えた方が、治りも早いと思います。
マウス:パソコン持参の方は必須。これを忘れたために、パソコンのそばから動けず、苦労しました。wifiが繋がっていれば、パソコンで動画再生して、寝ながら見たりできますからね。ズボラ生活を実現するために、重要です。
回復したら、したいこと
関係者への御礼:埼玉県などでは、医療関係者への感謝のメッセージ募集をしている模様。
私の県では見当たらなかったが、ふるさと納税の使途選択で選べたら、転居後、ぜひ注文したい。
本当にお世話になりました!
筋トレ:完全に治らずとも、少しずつ元の身体つきに戻したい。療養中に3kgほど落ちたため、再びプロテイン生活に戻ります
➡その後、元に戻りました!もっと貯筋したいな。
投資の勉強:今回のように、人生、いつ大幅な軌道修正が求められるか分かりません。動ける時間は本当に貴重、そして、労働以外の何かで収入を得られることが大切。
これまで中途半端にしてきた投資の勉強、改めて本腰入れてやりたいと思います。
終わりに
過ぎればあっという間に、しかし、長く辛い2週間でした。
今年は、節目となる誕生日でしたが、まさか隔離先のホテルで迎えるとは…夢にも思いませんでした。
現在、感染されて辛い状況にいらっしゃる方は、どうぞお大事に。
一日も早い回復をお祈りします。
また、以前のように、自由に交流できる世の中へ、早く戻りますように