本日は、月下旬の水曜日ということで、マネースクエアの定例セミナーの日です。
通常は、マネースクエアの講師が相場展望を解説してくれますが、本日は、祝日ということもあり、双日総研の吉崎さんをゲストにした特別版でした。
前回のセミナーが面白かったので、今回も申し込んでみましたので、ダイジェストをお届けします。
おそらく、最速です!
ただし、内容は、私の理解度の限りとなります。ご容赦ください。
前回の模様は、こちらからどうそ。

セミナー構成
今回は、以下の3部構成でした。
- チーフエコノミスト西田明弘さんによる「年末年始の為替相場展望」
- 西田さんと双日総研吉崎さんの対談「23年の世界政治・経済の注目点」
- ストラテジストの高尾和秀さんによる「トラリピ戦略セミナー」
年末年始の為替相場展望
ポイントのみ、箇条書きで挙げます。
- 年末年始にかけて、流動性が低下するため、ボラティリティが上がる。
- 米国市場は1/2が大発会、日本は、1/4が大発会
- 12月14~15日が山場。CPI発表+政策会合。争点は、ターミナルレートの水準と、いつピークを付けるか?
- ターミナルレートについては、色々な金融機関が予想を出しているが、「来年のピーク=来年末」とする機関が4/10もある。
➡意外と金利は下がらないかも?逆に見れた、6/10は年末にはレートが下がると見ている。 - 日本も、日銀の次期総裁の話や、金融政策の修正(緩和維持か引締めか)が争点。黒田総裁の満期は、4月上旬だが、副総裁の二人も満了となるため、3/19前後で退任の可能性も(前回、黒田総裁就任時も同様だった。)
結局のところ、「人によって見方が分かれており、難しい情勢」ということですね(^^ゞ
2023年の世界政治・経済の注目点
吉崎さんについては、モーサテでお馴染みの方も多いと思います。
テレビでも、優しそうな雰囲気が感じられますが、いつもより伸び伸びとお話されていて、率直な解説が聞けた印象。
やはり、テレビは、話すことがある程度決まっているんでしょうね。
さて、内容です。
- 米国はねじれ議会に。向こう2年間は、議会の生産性が低そう。
➡中間選挙でのトランプの敗北が、結構、波及している模様。
➡フロリダ州知事の、デサンティス氏が台頭してきている(デサンティスと言えば、「ミニ・トランプ」と言われていた人ですねww)。 - 来年の世界経済の見通しは、暗い。米国の成長率は、1%程度しかない。そんな中、日本は、1.6%と健闘している(やや皮肉っぽく)。インドが注目。
- 日銀の金融政策の修正の可能性:実施が濃厚。日銀OBと話すと、「実施するか否か」ではなく、「いつ・どうやって」実施するかの議論がされている雰囲気
- 来年のドル円の見通し:円高基調を予想。ただし、下げても125円くらいか。理由は、日米金利差の縮小見通し(上記、日本の緩和政策の修正)、貿易収支の改善など。
- 日経平均は、既に28,000円を付けており、来年も横ばいか。
何と言っても、「日本の金融政策の修正が濃厚」という点は、驚きでした。
水面下では、既に色々と話が進んでいるんですね(当たり前ですが💦)
こうやって、情報収集していくことの大切さを感じます。
仮に金利が上がると、銀行株は上昇、不動産やREITは下落といったことになるんでしょうか
。
さすがに、住宅ローンを引き上げると、一気に不況が進みそうなので、メリハリは付けるだろうと思いますが…
トラリピ戦略セミナー
内容は、前回とほぼ同じで、マネースクエアが推している「世界戦略」の紹介でした。
特に、最近はオージーキウイが下げており、本日も、RBNZが0.75%の利上げを発表して、更に下値を試したところです。
もともとオージーキウイは、世界戦略でも、1.15をレンジ上限と想定していましたが、「さすがに今年夏頃の上昇は、ヒヤヒヤした」とのこと。
そんな中でも、ユーロポンドやドルカナダを併用していれば、オージーキウイだけに全振りした場合と比べて、含み損の推移が非常にマイルドになっていたそうです。
前回もそうでしたが、さすがにプレゼンが上手く、「やってみたいな」という気になります
…単純( ´艸`)
ドルカナダは、年内の参入も検討しています。
まとめ
今回も、非常に勉強になりました。
トラリピの運用に直結するわけではありませんが、こうやって、少しずつ経済や世界情勢について学んでいくと、自信を持ってトラリピを運用できるようになると思います。
株式など、他の投資にも応用できそう。
このセミナーは、アーカイブにも残るそうなので、興味のある方は、ぜひご覧ください!
一緒にトラリピに強くなりましょう!!
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